5月22日
クリニックにはいろいろな植物がありますがまた、新しいつぼみが膨らみ始めました。福島県の花、しゃくなげです。放射線にも負けず今年もきっときれいな花を咲かしてくれるでしょう。がんばれ!
先週、震災後初めて凍結胚を移植をしました。地震中も凍結胚はスタッフ一丸となって、愛情をこめて守ってきました。融解すると移植時には凍結した時よりもグレードがすすみ、大変良い状態で移植することができました。何とか妊娠されることをお祈りするばかりです。原発問題や余震もまだありますが少しずつ、ゆっくり、ゆっくり元の診療に戻していきたいと思います。
クリニックの近隣には福島県の農業試験場跡地があり、急ピッチで仮設住宅が建てられています。240世帯分と聞いていますがかなりたくさんの住宅が建ちそうです。完成も、もうすぐのように思います。避難所でお過ごしの方も以前の町で過ごされていた平和な生活には程遠いかと思いますが避難所での生活よりははるかにゆっくりできるようになるのではないでしょうか。心も体も疲れていると思いますがもう少しの辛抱ですよ。
仮設住宅の奥には震災直後より、北海道から応援に来ていただいている自衛隊の皆さんが駐留されています。皆さんのおかげで宮城県や岩手県のように福島県も復興へのスタートラインへ何とかつけるようになれると信じています。よろしくお願いします。
僕も「負けない心」「あきらめない心」をもって、少しずつ前進するぞ!!