6月になってからも当院で妊婦健診し、セミオープンシステムで総合病院にて震災後に出産された方がたくさん、元気な赤ちゃんを連れてきてくれています。赤ちゃんたちは純真無垢で本当にかわいいです。お父さんも、お母さんもうれしそうでニコニコしています。その中には、不妊治療をされて、元気な赤ちゃんを授かった方もいらっしゃいます。体外受精で授かった方もいらっしゃいます。新しい命が芽生え、いろいろ、大変な時期ではあるけれど、きっと、強い子供に育っていってくれることを願うばかりです。応援するからね。
開業当初、妊婦健診で通院されていた方が4月のご主人の移動で喜多方から郡山に戻ってこられました。(喜多方にいらっしゃったのは3年くらいでしょうか・・・)。その時お母さんの妊婦健診に一緒についてきていたお姉ちゃんがどうしても僕に会いたいといって、遊びに来てくれました。今は小学3年生になり、背も大きくなり、真っ黒だった顔も白くなったようにおもいます。診察室には子供たちが座れるように子供用の黄色いいすと緑のいすがあります。実はそのいすはこの子のために買ったものなのです。お母さんが超音波をしている最中、あまりにも院内を自由に動き回るので買ったものなのです。(買ってすぐに喜多方に転勤になったのでほとんど座ることが無かったのですが・・・)。これからも時々、遊びに来てね。
震災後、一時、体外受精を休止していましたが5月後半から少しずつ再開しています。一昨日、ようやく震災後初めて、臨床的に妊娠(超音波検査で胎のうが確認)された方がいらっしゃいました。どうか、神様、今後もうまくいきますように、お守りください。
ようやく、クリニックの壊れた箇所を直す復旧工事の順番が回ってきました。震災から4ヶ月待ちました。7月後半に行います。その間、一部、診療を制限しなければいけませんので皆さまにはご不便とご迷惑をおかけしますがご理解、ご協力お願いいたします。