11月9日
本日、11月9日、開院7周年を迎えることができました。本日来院された方は89名でした。7年前の今日、来院された方は17名でした。今でもその日の情景は忘れられません。不安に満ちた門出でした。
その後、いろいろな事がありましたが7年間で一番大変だったことは皆さまと一緒のことだと思います。よく、3.11と世間では言いますがわれわれ福島県民にとっては3.12が一番つらい日となったのではないでしょうか?以前から、コラムにも書いていますが僕は一歩一歩、少しずつではありますが後退することなく、自分の心の奥底に潜む本当の自分に負けないように頑張っているつもりです。
最近では福島県外へ脱出される方よりは避難先から戻ってこられている方の方が多いように思います。福島県を再生するには福島県を嫌いになりかけた人も、嫌いになった人も、また大好きな福島県になるようにみんなで協力して頑張るしかないのではないでしょうか。誰かをいつまでも頼っていたのでは福島県は再生できないと思います。一歩一歩、前に進みましょう。
昨日、NHKで水前寺清子さんの須賀川での公演を放送していました。名曲、365歩のマーチを久しぶりに聞きました。なぜか涙が出てとまりませんでした。
”人生は ワン・ツー・パンチ、汗かき べそかき 歩こうよ。あなたのつけた足跡にゃあ~、きれいな花が咲くでしょう。腕を振って、足を上げて、ワンツー、ワンツー、休まないで歩け”
開院時、一緒に手伝ってくれた業者さんがケーキを持ってきてくれました。今年もスタッフと一人2個ずつ、ペロリといただきました。ご馳走様でした。
これからも、一人でも多くの皆さまの心に希望・喜び・安らぎが芽生えるお手伝いをしたいと思います。僕の気持ちをわかって一緒に頑張ってくれているスタッフ諸君、本当にありがとう。