6月27日
久しぶりの最近うれしかったことです。
平成23年3月、そう震災があった時のコラムに書いた、大学農学部を卒業したばかりの卵を扱う胚培養士の卵たち二人がこのたび日本卵子学会認定の胚培養士試験に合格しました。おそらく、全国でもかなり若い合格者ではないでしょうか?震災、原発事故と、大きな問題を抱えながらクリニックに入職してもらいました。当初は本当にこの二人を迎え入れて大丈夫だったのだろうかと苦悩しましたが今となっては大正解でした。大学農学部を卒業し、医療の現場に立つ事の難しさを知ってもらうためにまず、受付事務、診察室、処置室、検査室、カウンセリングルームで患者さんと触れ合い、それぞれの場所での患者さんの訴え、思いを理解してもらうことから始めました。そして、卵子や精子、受精卵と接する時、それらは患者さんの深い思い入れがある赤ちゃんとなるべき大切な命だということをわかってもらいました。胚培養士試験合格は一つの通過点でしかありません。これからも一組でも多くの皆さまの心に希望・喜び・安らぎが芽生えるお手伝いができるように頑張らせますので若い二人をよろしくお願いいたします。
今回もやっぱりケーキでお祝いをしました。二人の試験合格を口実にスタッフみんなでいただきました。
少し前の写真ですが今年も駐車場入り口のサツキがきれいに咲きました。
前回のコラムに書いたシャクナゲもきれいに咲きました。