6月30日
今年も例年と変わらず、クリニックの花が咲きました。自然は正直です。
福島県の花シャクナゲが咲きました。
えごの木も咲きました。
サツキも咲きました。
いずれも見ごろは終わりましたが・・・。
東日本大震災直後、物流、郵便がストップしたことを覚えていますか?
震災直後、一番初めに届いたお見舞いの絵葉書があります。版画家の小暮真望さんとお姉さまからの絵葉書です。
震災後、お守り代わりに診察室においてありました。ずっと、診察室の僕の机の前に貼ってあったので気付いている方もいらっしゃるかと思います。
ある時、患者さんと一緒に来た子供が「先生、あれなあに?」と聞いたので「先生の宝物」と答えました。
最近、額に入れてみました。
いつか、この絵葉書と同じ作品を買うぞと思い、ずっとそれを励みに頑張ってきました。
先日、仙台で個展があり、ようやく購入することができました。
小暮真望、「緑揺 小田代原」那須、戦場ヶ原に隣接する湿原の作品です。現在、待合室に本物が飾ってあります。
僕のそれまでの思いを真望さんのお姉さまに伝えたところ涙ぐんでおられました。
もう一つ、「白花の香り 南会津高杖のそば畑」も一緒に購入し、これも待合室に飾ってあります。
以前から待合室に飾ってある「吾妻連邦」も小暮真望さんの作品です。