子宮筋腫は子宮の筋層にできる「良性」の腫瘍で、成人女性の4人に1人の割合であるといわれています。原因はエストロゲンという女性ホルモンが関与していると言われています。成熟期の女性で増大し閉経後、徐々に縮小します。筋腫は人によりできる位置、大きさ、数が異なるため症状の強い人もいれば無症状の人もいます。症状として月経痛が強い、月経時の出血が多いなどがあります。出血が多いと貧血症状が見られることもあります。子宮の内腔にできると受精卵の着床を妨げることもあり不妊の原因になります。症状が無い場合、治療の必要はありませんが症状がある場合、症状や位置、大きさ、年齢、その人の背景などにより治療法が変わります。